鹿児島市にある新原製茶株式会社は、大正時代に薩摩半島から大隈半島へお茶の行商を行っていたことに由来する、お茶販売売卸業を営む歴史ある会社です。鹿児島県は、日本第2位のお茶の産地でもあるお茶どころ。実に、全国の約3割が鹿児島県で生産されたお茶なのです。しかも、その温暖な気候から全国で最も早く新茶の摘採が行われ、4月から5月が新茶の時期と言われています。しかも、種子島などの離島では3月末頃から摘むお茶もあり、全国に先駆けて最も早く新茶をお届することが出来ます。かごしま茶流通センターにて入札された荒茶は、各茶商社が会社や工場に持ち帰り、機械を用いて配合や加工(火を入れて、焙じる)をし、バランスをとれた味を創りだします。ここに、4代目まで受け継がれている技術が活かされているのです。